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『世界征服』 

■クラウドキングダムその2

 「旅をしてるんだ~。もしかして、異国の人?」
 レナは優雅に飛竜に乗り、そして問う。
 「異国と言えば、異国だが、隣国のザーパンからだから、距離はまだ少ない。」
 僕は荷物をまとめて、レナの後ろのかごに入れて歩き出す。
 「お隣さんか。と言っても私はこの国から出たことないけどね。でも、ザーパンの人は良くこの国に来るから交流は多いほうよ。」
 「昔は色々、領土争いをしていたそうだけどね。50年前、魔王が現れてからは敵の敵は味方理論で領土を奪い合わない不可侵条約が締結された。」
 「学校で習ったわね。おじいさまに良く聞かされたわ。それにしても、助かったわ。荷物が多くて困っていたの。」
 「こっちも道に迷っていたからお互い様だよ。」

 レナは近くの森にポワソンの花を摘みに来ていたが摘みすぎて持ち帰れずに困っていた。そんな最中に同じ道を何度も何度も何度も通っている僕が居たから声をかけてみたんだそうだ。

 「最初、強盗かもしれないと思って隠れていたのだけど、あまりにも間抜けで・・・失礼、困っていたから声をかけた方がいいかなと。」
 「言い直した方が強調されること解って言い直してない?」
 「あら、失礼しました。うふふ。」
 レナは屈託なく笑う娘だった。高貴さを感じる振る舞いもあるが実際にしゃべってみるとすぐに打ち解ける素直さを持っていた。
 「シャルロットは何故、旅をしているの?」
 「シャルでいいよ。旅の理由ね。もしかしたら、国を追われて逃げ出しているのかも。」
 「一人が寂しくてこっそり飛竜に語りかけていた罪で?」
 僕は顔が少し赤くなったのがわかった。
 「違うよ。こいつとは小さい頃から一緒で家族みたいなもんなんだ。なあ!?」
 僕は飛竜に向かって言う。
 「ぴゅー。ぴー。」
 飛竜はそれに対して返す。
 「本当だ、コミュニケーション取れてる。名前何て言うの?」
 「言っただろう? シャルロッ」
 「あんたの名前じゃないわ!この竜のな・ま・え!!」
 ボケを潰された。まあ、大して面白くないからいいか。
 「僕は飛竜さんと呼んでいるけど名前は・・・」
 その時、僕の視界に大きな街門が入った。
 「あら、着いたみたいね。ようこそ、クラウドキングダムへ。旅人シャルロット・アーバン。 ここは王都クラウドよ。」 

つづく。

category: 自作小説

Posted on 2012/12/04 Tue. 07:51  edit  |  tb: 0   cm: 0  

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