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『世界征服』 

■クラウドキングダム

 50年前、世界征服を目論んだ魔王は勇者に討伐された。
 世界は平和になった。
 そんな歴史の一頁。

 「おい、飛竜(ヒリュー)さん、飛竜さん、いつになったら、街に着くんだ。先程から、同じ場所を歩いているように感じるのだが?」
 僕は同じ質問を繰り返す。
 「いやだな、シャルロットは心配性なんだから。もうすぐ、もうすぐ着くから。」
 空を飛ぶことを忘れた飛竜は僕を背に乗せて、同じ回答を繰り返す。

 しかし、かれこれ、3時間といったところだろうか。何度も見た風景を再び見る。僕たちは道に迷っていた。

 シャルロット・アーバンは魔術を使えない。近年、進歩した魔術学によって新しく安全な魔術が開発され、普及し、世は便利になりつつある。村の老人たちは言っていた。「最近の若者は苦労をしなくなったと。魔術ですぐに楽をしようとする。」そんな、社会現象はシャルロットには関係ない。魔術を使うことが出来ないのだから。

 「そこの貴方!」
 後ろから声をかけられた。
 僕は振り返る。

 長い銀色の髪。長い睫毛。人形のように整った顔立ちの女性が居た。
 着ている服こそは正に村人Aといった感じの質素な服装だったが振る舞いに高貴な印象を感じる。胸は・・・・・・まあ、頑張れ。

 「何か失礼なこと考えてない?」
 女性は少し頬を膨らませ尋ねてくる。
 「考えてない。考えてない。胸のことなんて考えてない。」
 僕は初対面の女性にぶん殴られた。

 これが僕とレナ・リーマンとのファーストコンタクトである。

つづく。

category: 自作小説

Posted on 2012/12/03 Mon. 08:12  edit  |  tb: 0   cm: 0  

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